あんしんリフォームネット

リフォーム会社で働く『ツネ』が主観バリバリで書き綴るリフォーム助言ブログです。

【保存版】【訪問販売を追い返すにはこの一言だけ】リフォーム訪問取っ掛かりパターンと、対策術。特徴。商品等。

こんにちは! ツネです。

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今回は「リフォームの訪問販売」について書いていきます。

貴方は、「訪問販売」についてどう思われていますでしょうか。

 

「リフォーム」における「訪問販売」で多いのが

  • 屋根 (戸建て)
  • 給湯器 (マンション) ですね。      ※謳い文句パターンは事例も踏まえて後述します。

しかし、昨今では外壁塗装・シロアリ駆除・床下換気扇・ユニットバス・キッチンなど何でもやっています。不動産には限りがありますから、売る商品を変え販売エリアを変え とやっていかなければいけないのでしょうね。

 

全ての訪問販売業者が悪い業者だ!とは言いませんが、

売り方の仕組みを考えるとお客様に掲示する金額が相場の金額と程遠いのではないかと簡単に想像出来るのではないかと思います。

文字通り一軒一軒インターフォンを押して、「訪問」するのですから。

ましてや高額のなかなか売れにくい商品をいきなりピンポンして売りつけるわけです。

一般の方なら通常断るところを何とか契約までこぎつける根性は何とも言えません。

余計なお世話な営業をせずとも工事を受注しているリフォーム業者があり、他の営業方法もあるなかでなぜそのようなことをするのか。どんな給与体系なのか。も後述します。

 

今回はリフォームにおける訪問販売で、

「このでこの年齢の方が狙われやすく、

この特徴の業者にこの謳い文句で契約を進められる!」 

といったことをわかりやすくまとめて、またそれへの「対策」も併せてお伝えしていければと思います!

さあ、いきましょう!

 

1.どんな家でどのような年代が狙われやすいのか!

まず、業者は外からその家にどんな人が住んでいてどのような暮らしをしているのかということをくまなく観察してからピンポンします。無数に訪問するよりそちらのほうが効率的なのでしょう。また契約の決定率も上がりやすいのでしょうか。

では、外から見える範囲でどんな特徴があると狙われやすいのか。

これは実に分かりやすいです。

 

「築年数が古く、外壁の傷みが見てわかる一戸建て」に居住する「高齢の方(おじいちゃん・おばあちゃん)」を狙います。

特に1人暮らしの方が狙われやすいです。なぜなら、相談相手がいないから。

決定権者が1人だからです。業者が契約まで漕ぎ着ける際にその工事をするかしないかを決める人が1人というのは非常に進めやすいです。逆に、2世帯住宅などは親・子両方の家族を説得しなければならないとなかなか契約まで辿り着くのが困難なので、あまり訪問してきません。

また定年退職なされ、話す相手がいない方。業者は、「お父さん!」「ご主人!」などと親しみを込めて接します。

古くて傷みがありそうな家は、業者が契約に結び付けるために必要な素材の宝庫なのです。「お父さん!ここの外壁もひび割れていますよ!」等々。

高齢の方が着ているようなものが洗濯物に干してあるか、よく街中で見かけるお買い物用の手押し車(中にはスーパーカーと呼んでいる人もいるようです。)が玄関先に置いてあるかなどもよく見ていますね。

また、以前別の訪問販売で契約したであろう「家庭用蓄電池」「(ソーラー)太陽光パネルなども観察しています。ですので、それらの商品にも詳しいでしょう。

逆に、ベビーカー・子供用の自転車などが置いてある家庭には「富裕層が住んでいるようなエリア」でなければ中々訪問しないです。 

そこまで家に回すお金なんてないのよ!

子育て中で多忙の奥様たちに断られる可能性が大きいからですね!

 

2.業者の特徴と謳い文句・契約までの流れ!

では契約までの流れを業者の特徴と謳い文句を合わせて解説していきます。

 

インターフォンを押す

まず第一段階ですね。この段階で既に狙われています。

さあどのような言葉を発するのか!

 

②「近くで工事をしている業者なのですが、屋根の無料点検で伺いました!」(※他多数有り)

何パターンかありますがこれが一番多いです。余計なお世話だよ!

考えてみてください。

近くで工事をするのであれば事前に挨拶状を出して挨拶をする。

着工日に粗品を持って挨拶にいくのが通常で、それ以外は問い合わせがない限り知らないのです。

「無料点検」なんて面倒臭いことはする必要もする義理もないわけです。友達の家でも「無料点検」なんてしませんよ。頼まれればやりますが。

「近くを通りがかったのですが、瓦がずれていて落ちそうです!」

とかもありますね。

 

ではどんな見た目の人間がやってくるのか。

特徴コチラ。

★見た目の特徴

  • 白っぽい作業着・デニムっぽい作業着

➡︎あまり営業っぽい恰好をしている人は少ないです。警戒されるので、職人のような服装をしています。

  • 若い人が多い 

➡︎これは業界的にですね。固定給無し、完全歩合(フルコミッション)で何とか一時的にお金持ちになれる何のスキルも経験も必要としない一番わかりやすい営業方法なので悪い先輩に唆された青年たちが契約を取ろうと躍起になっています。

  • 茶髪

➡︎若い人が多いからではないでしょうか。これは経験則。黒髪も全然います。

  • 鞄などを手に持っていない。手ぶら

➡︎これも、警戒されるからという理由でしょう。偶然、たまたま というような状況を見てわからせる方法でもあります。腰には小さいポーチが付いていてその中にメジャー(スケール)・カッター・小さめのバールが入っています。

➡︎この車の見た目はかなり確率高いです。そしてよく見ると後ろにも人が乗っています。いつでも屋根に登れるようにですね。2連とか3連とか、脚立ではなく梯子です。

 

ではここからそれぞれの商品(指摘箇所)に対する口癖パターンをまとめます。

屋根の場合

「瓦がずれている。」「屋根材が割れている。」「コーキングが裂けている。雨漏りの危険性がある。」「棟板金が浮いている。」「貫き板が腐食している。」

給湯器の場合

「メーカー保証期間を過ぎている。」「ノーリツリンナイ)の点検です。」

床下の場合

「根太・大引きにシロアリがいる。」「腐ってる。」「湿気が凄い。」etc...

彼らの鉄板文句です。今までコレに何人の方が騙されてきたのでしょう。

 

③該当箇所を写真で見せ、他の箇所まで指摘して不安を煽る。

「無料点検しているので、屋根登らせて下さい!」なんて言ってきたはいいものの、降りてくるなり「棟板金が浮いていて中の貫板が腐食しています!屋根材も割れている箇所あるしいつ雨漏りするかわかりませんよ!」とかスマホの写真を見せながら言ってきます。

 

というかそれホントにウチの写真ですか?あなたがわざと割ってないですか?余計なお世話なんですけど。

上記の切り返しが出来ればいいですが、相談相手の居ない高齢の方は信じてしまいます。

そうするとどうなるでしょう。

それを直すといくら掛かるの?見積もりもらえる?

もうコレを言ってしまうと業者の思う壺で、向こうは契約確定案件と言わんばかりに得意げにセールスしてきます。

そして彼らは何とか気が変わらないうちに契約をしてしまいたいので、当日にでも慣れた手つきで見積書をスマホで作成してコンビニでプリントアウトし1時間後にはまた戻ってきます。

 

クーリングオフに関する事項が書かれた複写式の契約書を持参して当日契約を迫る。そして契約。

多いセールストークとして、「早くやらないと!」

キャンペーン中なので今日契約ならこの金額で!」「このエリアのモデルケースとしてお安く!」様々な謳い文句で当日契約を迫ってきます。

何故なら目の前にカモがいるからです。

この時点でも相手のことを「お客様」だと思って無いでしょう。

目ん玉が💲になっています。

そして不安を煽り冷静な判断が出来ない状態を作っています。

一昔前だと粘って粘って何時間もそこに滞在して契約書に署名と捺印してもらうまで帰らない。なんてこともありました。

そしてもう疲れてきたお客さんはとりあえず言われた通り契約してこの場を何とかしたい。という考えから、

いくらか安くなる?」と口に出してしまいます。魔のワードですね。

諦めて契約するしかないか〜。と思い少しでも安く契約しようとこう伝えるとこう返してきます。

「自分では決められないので、すぐ近くにいる上司を連れてきます。」

すぐ近くにいるのでは無くて車の後ろに大体乗っています。(笑) 

いわゆる【クロージング】と呼ばれる人達ですね。

「近くで工事をしていたので、すぐやって参りました。いや〜お父さん。これはすぐ工事しないとダメですね。今日契約して頂けるのであれば私の権限で〇〇まで値下げ致します!

他にも色々講釈垂れてきたりします。

そもそも上司なのかすら疑問です。

貫禄だけは一丁前タイプも存在します。

近くに同じ会社の人がいない場合は、【客電】と言ってお客さんの目の前で会社に電話をすることもあります。

目の前で電話をして会社と掛け合っているところを見ると断れない心理性が働くからです。

優しい人は、私の為に頑張ってくれている。

とすら感じるでしょう。

そして、ドヤ感を出して「なんとか〇〇まで安く出来そうです!」と口にしてお客さんに「わかりました。」と言わせます。

そこからは、「ありがとうございます。ではココにお名前を、ココに住所を云々」と慣れた物言いで契約書を淡々と埋めていきます。

 

以上が契約までのザッとした流れです。

商品(施工箇所)によって違いはありますが、おおまかにこんな感じです。コワイですね。

あっという間に契約まで進んでしまいました。

 

では、どうやって断るべきだったのか。

どこかで断れるタイミングは無かったのか。

 

魔法の言葉をお伝えしましょう!

 

「この家賃貸で借りてるんです。

どんなアホ業者でもこれを言われてしまうと、「そうですか。じゃ!」と帰るしかありません。

だって時間の無駄だもん。それをわざわざ法務局まで行って謄本を上げてから戻ってきて「オタクの所有の家じゃないですか!」なんてことも無い。そこまでしてそこの家に拘る理由が無いのです。

そんな面倒なことをしている暇があれば彼らは次のカモを見つける為に車を走らせインターホンを鳴らしにいくので、心配しないで下さい。

 

それでも、最初に少し信用してしまって正常な判断が出来ないまま契約させられてしまった方もいらっしゃるでしょう。

大丈夫です。

訪問販売には【クーリングオフ】という制度があるのでそれを使いましょう。

契約してから8日以内であれば契約を取り消せる。といった行為ですので、出来れば内容証明郵便で効力を発揮して証拠を残しておきましょう。あとで何を言われるかわかりませんからね。電話で断りを入れると中途半端に業者が勘違いする場合もあります。

クーリングオフなんて出来ない、と言われたら弁護士か消費者センターに連絡してみて下さい

https://www.no-trouble.caa.go.jp/case/doortodoorsales/case03.html

 

以上が訪問販売撃退のまとめ記事でした。

騙される方が1人でも少なくなるよう願って。

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