4種の床材の違いをプロが解説!《フローリング・カーペット・フロアタイル・クッションフロア(CF)》
こんにちは!ツネです。
リフォームでよく使用される床材の特徴をふまえてそれぞれのメリットデメリットを解説します。
最後には、それぞれの材料を張った際の工事費の目安を表にしていますので是非最後までお読みください。
【フローリング】
リフォーム工事で床のメイン材として選ばれることが最も多いフローリング。
一本の木や丸太などから切り出された自然のままの状態の無垢フローリングと、合板や集成材などの木にシートが張られてある複合フローリングがあります。
無垢フローリングは木の材質や節の有無でも大きく金額が変わります。
複合フローリングのようにシートが張られている仕上げではなく自然の木な為、空気を(湿気)を吸ったり吐いたりしているので人が居ない部屋でもパキパキと音が鳴る場合があります。色味や質感も材料ごとに微妙に違いがあります。
高級志向なリフォームで選ばれることが多いです。
また、集合住宅などの床がコンクリートの場合には直接貼り付ける事は防音性などの面でも好まれないです。
複合フローリングはメーカーのカタログなどでよく見かけるいわゆるフローリングですね。
厚み、色調などは品番によってメーカー指定の定められた仕上げで工場加工されているので1ケースごとの違いはありません。
LL45等級などの防音性に優れた製品があるので、マンション等の集合住宅では管理規約などで組合から指定されている等級以上のフローリングを張らなければいけません。
その場合には主に複合フローリングが採用されます。
一般的に普及されているものですね。
※管理規約で防音性が求められている場合でも無垢フローリングを使用することが出来る場合があります。
それがアトピッコハウス株式会社さんから出ているこの「わんぱく応援マット」という商品です。
床の遮音材 わんぱく応援マットでマンションに無垢フローリング 商品詳細【アトピッコハウスの床遮音材】
以下引用
商品名
床の遮音材 わんぱく応援マット(製造販売元:アトピッコハウス(株))
価格(税別)
10,000円(税込 11,000円)/箱(0.5坪)4枚入り
注文単位
1箱より注文可能
重量・サイズ
8.4kg/箱(4枚入り)11mm×455mm×910mm
納期
翌営業日出荷 ※欠品の場合は納期をご連絡します
原料
ケナフフェルト、合成ゴム
遮音性能
LL40(軽量衝撃音)、LH50(重量衝撃音) ※合板フローリングの場合
施工用接着剤
セレクティUR-145(15kg缶23m²)12,000円(税込 13,200円)送料込ウレタン樹脂を主成分にした1液湿気硬化タイプの接着剤です。
塗工性の良さとクシ目山立ち性の良さを兼ね備え、耐水、耐熱性にも優れています。
コンクリートスラブの場合は両面(上下)に全面塗布
木下地の場合は片面(上)に全面塗布
ホルムアルデヒド放散等級
登録番号:001267 放散等級区分表示:F☆☆☆☆(JAIA)
床暖房使用時の施工方法
床暖房対応品です。
床遮音材は敷き込むだけですので、施工方法は各床暖房メーカーにお尋ねください。
無垢材は直張り出来ないよ!と工事会社に言われた場合でも、まだ知らない業者も多いのでこの商品を知っているのか尋ねてみましょう。もしかすると了承してくれるかもしれません。
【カーペット】
ホテルの廊下などで良く見かけるものです。
住宅リフォーム工事で一般的に使用されるのはロールカーペットですね。オフィスなどでは主にタイルカーペットと呼ばれる45cm角や60cm角の正方形のものを突き合わせて張り上げます。
こちらもそれぞれ防音性が有り、毛の長い商品は高級感を表現することが出来ます。またクッション性に優れているので小さな子どもなどの転倒による怪我のリスク回避に効果的です。
ですが、コーヒーなどをこぼしてしまった際についた汚れがシミになったり夏は少し暑く感じるなどのデメリットがあります。
※賃貸物件などでも使用出来る、置くだけタイプのタイルカーペットがサンゲツにあります!
糊などが必要無く剥がす際にも床に糊跡や傷が付かないのでオススメです。また、様々なカラー展開をしているためPOPな部屋作りにも使えますね。
【フロアタイル】
塩ビ素材でクッションフロアよりは傷やヘコミに強く割高。木目調や石目調など柄も色々選べます。
フローリング張り替えるのが高額だから!とリフォームで床材の変更を検討されている方がフロアタイルを重ね貼りする場合も多いです。
防音性能は一般的に他の素材よりも低いです。
厚みもフローリングほどないので玄関などでタイル調に使われることがあります。
【クッションフロア】
いわゆるCFと呼ばれているものですネ。
フロアタイルと同じ塩ビ素材がシート状になっているもので、2mm程度で横幅1,820mmの製品がメインです。。
賃貸物件の床に主に使われていて、他の床材と比較したときの施工費の安さ・材料費の安さから選ばれることが多々あります。
水を弾いて染み込ませない機能があることから、住宅リフォームでは水廻り(洗面脱衣室・トイレなど)に使われてることが多く中には消臭機能のついた製品も見受けられます。
こちらもフロアタイルと同様に木目調などの様々な種類から選べます。しかしフロアタイルなどより表面が柔らかい素材の為、重い家具などを長い期間置いている場合はヘコミ跡などが現れやすいです。
材料費 施工費
フローリング 高 高
カーペット I I
フロアタイル I I
クッションフロア 低 低
簡単にはこんな感じです。
それぞれの床材によって例外があり、それぞれの施工方法、施工箇所、品番によって大きく変わる場合もあるのであくまで目安としてください。
それぞれに良さがあり迷うと思いますが、是非あなたの住まいに合った好みのものを選んでみて下さい!
では次の記事で!